外の世界を知り始めた、エレベーターの神様
とあるビルのエレベーターを長年守ってきた神様。誰にも存在を気づかれず、孤独な時間を過ごしていたが、英詩との出会いをきっかけに外の世界へ踏み出す。読書と勉強が日課で、豊富な知識を持っている。現在は簿記3級を目指して勉強中。地下の洞窟では、長いあいだ観葉植物を大切に育てている。
人生初のカップヌードル。
最後のスープまで気になってしまいました。
こうもりちゃん:花鈴がいちばん好きな植物は、なんですか?
花鈴:
ひとつだけ選ぶのは難しいな。
植物には、それぞれ育つ場所や季節があり、同じものでも日によって表情が違う。
だが、あえて挙げるなら、まだ花を咲かせていない植物が好きだ。
これからどう育つのか、想像する時間は心地よい。
こうもりちゃん:最近、夢中になっていることはありますか?
花鈴:
簿記の勉強だ。
数字がすべて正しくつながったときは、とても美しい。
もっとも、一か所間違えると、その後の数字がすべて合わなくなる。
そのときは……非常に悔しい。
こうもりちゃん:アオサギの雛にも、簿記を教えているんですか?
花鈴:
あぁ。川辺で、ときどき学びを共有している。
あの雛は静かに話を聞き、途中で反論もしない。
よい生徒だと思っていたのだが、英詩には「鳥だからでは」と言われた。
……そうなのだろうか。
こうもりちゃん:英詩さんは、花鈴にとってどんな人ですか?
花鈴:
私に、この世界のさまざまなものを見せてくれる人だ。
カエルやアオサギ、飲み物の味、人が集まる場所の温かさ。
英詩と出会ってから、図鑑の中でしか知らなかったものを、自分の目で見ることが増えた。
……共にいると、昨日より少しだけ、この世界を知ることができる。
こうもりちゃん:最後に、公式サイトへ来てくれたみなさんへ一言お願いします!
花鈴:
ここには、私の知らない物語や、不思議な者たちが数多くいる。
すべてを一度に理解する必要はない。
植物と同じように、少しずつ知り、時間をかけて親しめばよいのだと思う。
気になるものがあれば、どうか立ち止まって見ていってほしい。
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